3月6日の日記

今週の土曜は会えるよ
そう言われたのは先週の月曜日
土曜日は結局と言うかやはり会えなかった

電話が来たのは6時少し回ったところ
やっぱりだめだぁ忙しくて
まだこれから仕事なんだよ
そう言ってた
何してたのと聞くので支度してたよと言うと
どうして支度するの？
電話してから支度しても間に合うじゃない
申し訳なさそうな声でそう言われた

3月になって初めての日は試験の発表だった
合格していたのはすぐにわかったけど彼には言わなかった
朝10時には結果がわかるよと言ってあったけど
彼からは何の連絡もない
仕事を少し残業して同僚と一緒に帰り
合格祝いに飲もうと言われて店に入るとすぐに
彼から電話が入った

出るのが遅くて間に合わずすぐに掛けたけど話し中
何度も掛けても話し中
私が電話に出なかったから他所に掛けているのかしら
そう思ってまた掛けるとやっと掛かった
彼はいきなりおめでとーと言ってくれた
あなたすごいねと褒めてくれた
たいしたことじゃないのよ次またあるんだからと
色々と話をして電話を切ると留守電が入ってた
誰だろうと留守電を聞くと彼だった
話し中だったのは私の留守電に入れていたから
「合格おめでとう」
たったそれだけしか入ってなかったけど嬉しかった

月曜に話した時今度の土曜には会えるかなと言ってた
そうは言ってもお金ないからなぁとも言ってた
彼は昔からとてもお金に執着がある
お金が好きと言うのではなく
金があるなしが彼にとってはものすごく比重が高い
お金がない時はどこにも行きたくない誰とも会いたくない
私は車の中で話して缶ジュースでもいいのよと言っても
彼はそんなんじゃイヤだと言ってた

お金がないのは色々と理由がある
会社がどうにもこうにもダメで給料はたったの10万しかもらえていない
知り合いの会社を通してやっている仕事は
手数料の半分をその知り合いに持って行かれるし
もう2年ほど前に仕入れたところが未だに売れず
そこは彼が丸々資金を出しているので厳しいのだ
しかも去年家を買い引越も済ませたばかり
自分で仕事をするのには仕入れ金がいるし
では会社で仕入れれば社長に持っていかれて
手元には10％しか入らない
そんな状態をもう2年近く続けているのだから
お金がないのはわかる

私と会えば食事をしてホテルに行きとなり
そうなればイヤでも2万は使うだろう
それを考えれば自然と会う回数が減ってしまうのもわかる

だけどやはり会いたいし寂しい

先日の電話で彼が言ってた
もうちょっと待っててねと

待っていたら何かいいことがあるのだろうか
ふとそんな事を思ってしまう
”このままいても何も変わらないよ”
そう彼にハッキリと言われたばかりなのに
その次の電話では待っててねと言われる

ただ1つわかるのは私は彼といたいという事だけ
待っててねと言うのだから待ってるしかない