今日の日記

2003年11月2日
午後からは1人でも大丈夫だからと言うので
無理に会社に留まっても仕方ないし
たくさんもらってしまって逆に悪かったと言い
ご馳走さまと笑って言って会社を出た。

家に帰り娘に小遣いをあげ彼に
お礼のメールをさせると彼から電話が来た。
全部もらっとけばいいのにと笑ってた。
今日はありがとうと言われたので
とんでもないこちらこそと言い電話を切った。


その時も思ったんだけど別にこの日
私が行かなくても彼は困りはしなかった。
前以てお茶の用意をしておき
誰も居ないと言えば済んだ話だ。
現場に行くと言ってもカギを閉めて行けばいい事だし
事実最初はそうしようと思っていたのを
私が留守番しているからと言ったから出掛けたんだった。

彼がどうして私を呼んだのかはわからないが
先日喧嘩した後だけにとにかく嬉しかった。


それからまた彼とはあまり連絡のない日が続いたが
3月末には彼の誕生日がある。
バレンタインはダメだったが誕生日は。
そんな思いから彼が前から欲しがっていた財布を買うことにした。
もうすぐお誕生日ですね
何か欲しい物はありますか?
そうメールをするとしばらくして返事が来た。
自分で買うからいいです
先日あれも買ったしこれも買ったし
特に要るものはないし大丈夫です。
そう書いてあった。

誕生日だから何かお祝いをしたいと思ってる。
お財布をプレゼントしたいと思うんだけど。
そうメールをして仕事が終わる頃を見計らって電話をしたら彼が出た。

何もいらないよ
いきなりそう言われたがしばらく話しているうちに
無理しなくてもいいよと言いながらも
プレゼントを受け取ってくれる気持ちになってくれた。

しばらくぶりの彼の声だった。
明るくしなきゃと努めて話をした。
笑ったりもした。
何よりも彼の声が聞けた事が嬉しかった。

翌日早速財布を買いに行ったのだが
彼の欲しいと思ってる財布は女っぽくてしっくり来なかった。
小銭を入れるところがボタンとファスナーがあり
外観はファスナーの方がいいのだが
今彼が持ってる財布がファスナーで
それはイヤだと言ってたのを思い出し
女っぽくはあったがそれを買ってきた。

夕方彼にメールをした。
お財布を見に行ったのだが2種類あり
一方はこうだし一方はこうだった
そんな事を書いて送ると返事が来た。
小銭入れを別にしようかな
ちょっと保留にしましょう
そう言われてももう買ってきてしまった。
実はもう買ってしまったとメールをすると電話が来た。
なんだ買っちゃったのと言いながら彼は笑ってた。

それからしばらく仕事の話などをした。
また機会があったら店に行くよとも言ってくれた。
彼の今している仕事の話しもしてくれた。
冗談を言ったりして笑ったりして
とても幸せなひと時だった。

彼の誕生日まで後1週間。
そんなある晩の事彼からメールが来た。
今会社でどこそこの店に居ます
もうすぐ終わるけど
その店は私の働く居酒屋からすぐのところにあった。
私ももうすぐ終わるけどとメールをすると
終わったらくれば
電話するから待つ
そんな中途半端な終わり方でメールが返って来た。

来いと誘ってくれたのはわかるが
電話するから待つというのはわからない。
とりあえず店を片付けて彼のいる店に向かい
駐車場から電話をしたが彼は出ない。
店のドアを開けると社長の姿が目に入った。
まさか社長のいる席に私を呼びはしまい。
駐車場にいますとメールはしたものの
どうしたものかとしばらく待っていると
店の表に代行が来て社長が出てきた。

彼が呼びに来るのかと思い待っていたが一向に出てこない。
どうしたものかなぁとまた待っていると電話が鳴った。
何やってんの早く来なさい
そう言われて慌てて車を降り店に入った。

彼は同じ会社のおじさんともう1人のおじさんと
3人で飲んでいた。
その店のママは以前一緒に働いていた事もある子で
彼女は少し酔っていたのか私の横に座り
なんだか嬉しそうに色々話し掛けてきた。
彼が店に行くと私の話しになり
電話すれば来るから呼ぼうかとという話しになったらしい。
ほらね、来たでしょと得意そうに言う彼の姿を
なんだか嬉しく見ていた。

しばらくすると同じ会社のおじさんが帰った。
彼は席を移動しそのおじさんが座ってたところに座り
自分の横をポンポンと叩きこっちにいらっしゃいと言う。
なんだかびっくりしたが言われるままに横に座り
今日はこうだっただのあの人はこういう人だの
彼が私に話す事をただただ聞いていた。

おかしくて笑ったりしていると彼が急に
「あなた彼氏できたの?」と言い出した。
私は笑って何言ってるのあなたがいるじゃないと答えると
ずっと会ってないのにとかずっとしてないのに
我慢できたのかと言い出した。
こんなに会ってなきゃあなたすぐ他に男作るくせに
浮気しなかったのかホントに新しい男は出来てないのか
そんな事を言い出したのでおかしくて笑ってしまった。

店が終わる時間になり一緒に飲んでいたおじさんが
帰りはどうするのかと彼に聞いてきた。
代行を呼んでまた帰るんだろうと思っていたら
自分は車はいらないと言う。
代行はいらないのかタクシーはいらないのか
そう聞くおじさんに彼は私を指差し
送ってもらいますから大丈夫だと言うじゃないか。
その言葉に私はとてもびっくりした。
店を出て私の車に乗り
自分の車はどこそこに置いてあると言うので
そこまで車を走らせた。
明日も忙しいのかと聞くと仕事はあるにはあるが
明日は本当は休みだからゆっくりなんだと言う。
そう良かったねと言うと彼は急に
ホテルには行かないよと言い出した。

店に居る時から話題がそっちの方に行くので
もしかしたらとは思っていたけど
先日の事もあるし舞い上がって失敗してはと
ずっと抑えていたけど彼のその言葉は嬉しかった。
どうして?行こうよと言うと彼は
行くけどしないよと答える。
なんだかおかしくて笑ってしまい
いいよしなくても行こうよと言うと
なんだのかんだの文句言っていたが
連れてっちゃうからねと車を反対方向に走らせても
何も言わずに黙って乗っていた。

彼と一緒に過ごすのは4ヶ月ぶりだった。
夢でも見ているようだった。
ホテルに着いてからも彼はなんだのかんだの言っていたが
ホテルを出て彼の車まで送って行くと
降りる前にキスをしてくれた。
ギュッとしてくれと言うといいよと笑ってしてくれた。
夢ならずっと醒めないでとは
こういう時に言うんだろうなぁと
私は彼の後姿をぼんやりと見ていた。

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MK

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