今日の日記

2003年10月18日
信じてはいないタロット占いだったけど
大丈夫と言われて簡単に仲直り出来る気になってた。
顔を見てごめんなさいと言えば
簡単にまた元に戻れると思っていた。
それだけに彼の冷ややかなメールはショックだった。

どうしたらいいんだろう。
何も考えられなくなって彼に電話をした。
しばらく呼び出し音が鳴り彼が出た。
「スキーの板持ってきたんだけど」
そう言う私に彼は
「メールに書いたようにそこに置いといて下さい」
と冷ややかに答えただけだった。

イヤだと言う事も出来ずわざわざ持ってきておいて
スキー板を人質のように持って帰るわけにも行かず
少しでも会えるかと言っても待ってると言っても
答えてくれない彼に私はどうする事も出来ず
したがなくスキーの板を彼の車の横に置いて
泣きながら家に帰った。

彼と私を繋ぐものなど何もない。
改めて私の存在のちっぽけさを身に染みて感じた。

私には子供が三人居る。
最初の亭主との間に長女次女がいて
二番目の亭主との間に長男をもうけた。
彼は三人兄弟だった。
長男がいて彼がいてそして妹がいた。
自分と私の次女との境遇が同じだと
彼はみた事もない私の次女をやたらとかわいがった。
誕生日と言えば欲しい物を買って与え
服が欲しいと言えば小遣いをくれていた。
そして小遣いをもらうたびに次女は彼にメールをしていた。

スキーの板を持って行って数日後の事。
彼から次女にメールが来た。
会社の旅行で海外に行くが何か欲しい物はないかと。
次女はポーチか何かを頼んだと言ってた。
彼と私とが会わない代わりに彼と次女とのメールのやり取りが始まった。

別れると決めた女の子供のために
メールのやり取りをし土産を買うのはおかしな話だ。
それは土産だけに留まらずクリスマスのプレゼントにまで及んだ。
暮れが押し迫った頃私は店のママに彼との話をした。
実はあの後どうにもダメだと。

ママは店の営業を装い彼に電話をしてくれた。
私の電話はほとんど出なかった彼がママの電話には出
珍しく長い時間話をしたそうだ。
ママが聞きもしないのに彼から実はと
私とうまくいっていないと話をし始めたそうだ。

ママから聞いた話しによると彼は
私がメル友の女性の事を焼いて色々と
詮索した事を怒っているわけではなかったらしい。
子供が出来てからと言うもの私のヤキモチが激しく
一緒に居る事で私がおかしくなってしまうのが
恐いんだと話したそうだ。

どちらか一方が気持ちがなくなってしまったのならば仕方がない。
だが2人ともまだ思い合っているのだから
もう一度良く話してみたらと言うママに
彼はスキーの板ももう返してきたし
きっとスキーの予約も解約しているはずだから
もう戻れないよと言ったそうだ。

その話をママから聞き私は舞い上がっていた。
もうダメだと思っていたのにまだ間に合いそうだと。
少し時間を置いて彼に電話をしたら彼が出た。
何から話していいかわからず黙っていたら
彼もどうしていいのかわからないようで黙っていた。

ママから電話が来た。
スキーの予約はまだ解約していないのよ。
そんな事を彼に言った。
彼はしばらく黙って私に
スキーは行けそうにないからキャンセルしてくれ
そう言った。

ママに言った事と私に対する事と違うじゃない。
そう思いつい彼に言ってしまった。
彼はママに対してホントの事を言うわけがないだろう。
あなたから別れたいと言い出したんだろう。
大体あのメールはなんだ。
そう言われて私は何も言う事が出来なかった。

しばらく黙っていたら実はと彼が話し始めた。
何かと思ったら彼の父親の具合が悪いそうだ。
だから正月にスキーなど行かれない。
正月を外せば行かれるよ。
耳を疑うような事を彼は言い出したんだ。

嫌いな女と旅行に行くバカはいない。
そう思って私は有頂天になっていた。


その後も彼とはしっくり行かなかった。
働いていた店のママが店を他の人に譲り
それを機に私も居酒屋で働く事にした。
その話をした時も彼は何を考えてるんだと言った感じで
水商売をしていて欲しいのかと思うくらいの剣幕で
賛成はしてくれないまま年が明けた。

年が明けて初めて居酒屋に出勤した晩。
彼からいきなり電話が来た。
びっくりして電話に出ると少し酔った彼がいた。
どうしたのかと思うと仕事始めて飲んだから
あなたの店に行こうと思ったらやっていないと言ってた。
あの店はオーナーが替わったのよ。
新装オープンはまだ先よと言うと
あなた今どこにいるんだと聞かれた。

話したじゃない私は今年から居酒屋で働いてるのよ。
そう言う私に彼はふざけるなと言わんばかりの威勢で
なんでそんなところで働いているんだと怒鳴り始めた。
飲みたいのならば来たらどうと言っても
俺はそんな安い店では飲まないと
一生絶対に飲みになど行かないと言って電話は切れた。

以前彼とよく話しをした。
水商売なんかいつか辞めるって。
料理も上手なんだから居酒屋でもやれば。
その気があるのならお金は出してあげるよ。
2人で店でもやれたらいいね。
そんな夢物語を何度かした事があった。

ところがいざ居酒屋で働き出したのに
彼の言葉は正反対のものだった。
辛くて悲しくてその晩は涙が止まらなかった。

2月に入ったある日の事。
彼から突然電話が入った。
今友達と一緒なんだ。
あなたの店ってどこよって。
びっくりした。嬉しかった。
場所を教えて外で待っていると
彼が友達と文句をいいながら歩いてきた。
なんでこんな遠いんだよとか
なんでこんなとこで働いてるんだよとか。

何を言われても嬉しかった。
ただただ会いに来てくれた事が嬉しかった。
店に来た彼は友達と話していて私の事などお構いなしだったが
それでも目の前に彼がいることだけで幸せを感じた。

しばらくして彼が帰ると言った。
店ももう終わりだからと言うとまたこれから居酒屋に行くと言ってた。
お金だけ置いてトイレに彼が行ったので
彼の友達にそれとなく聞いてみた。
何か言ってたかと。

友達は何も言ってないよ何かあったのかと聞いてくれた。
その言葉が嬉しくて泣きそうになったくらいだ。
ただ笑って首を振る事しか出来ず
そして彼はトイレから出てきて友達と店を出て行った。
店から歩いて行く途中振り返り私に
どこそこにこれから行くからと言うので
私も行っていいかと聞くと勝手にしろと言って歩いて行った。

店が終わって彼に電話をすると
先ほど教えてくれた店で飲んでいた。
行ってもいいかと聞くと勝手にしろと言うので
居酒屋に向かい彼の横に座った。
店では何も話してはくれなかった。
友達とも飲むのは久しぶりなんだと言ってた。
私は彼の横で何も話さず黙って座ってた。
しばらくしてもう帰ろうと言うので私も店を出た。

店を出てまた彼に電話をした。
これから少し会えないかと。
明日早いからとか遅くなれないとか言ってたが
少しでいいから会いたいと言うと来ればと言ってくれた。
そして彼の自宅の駐車場に行くと
代行に乗った彼が後からやってきた。

車の中で待っていると彼が降りてきた。
もう帰るよと言いながらも私の車に乗ってきた。
何を話したらいいんだろう。
どうしたらいいんだろう。
私は頭の中がパニックになっていて
ワガママ言ってごめんなさいと言う事も出来ずに
私はあなたがいないとダメなのよと泣いてしまった。

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MK

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