今日の日記
2003年9月27日離婚したばかりでまず困ったのはその月の家賃だ。
亭主だった男の25日の入る給料はもうなく
10日に入った私の給料はすでに亭主だった男の
借金返済に使ってしまってなかった。
どうしようもなくなって仕方なく困っていると
それを察したのかほへとが困った事はないかと聞いてきたので
実は今月の家賃がと言うとそんな事だと思ったよと
ポンと10万手渡してくれた。
それから懇々と説教をされあなた自分ひとりで
やっていけるなんて言ってたけど無理じゃない
だから言ったじゃん離婚なんかしちゃダメだって
そんな事を延々と1時間ほど説かれたか。
離婚して初めて彼と過ごした夜の事。
「やっと俺だけのものになった」
彼はいきなり私を抱き締めてそうつぶやいた。
ダメだダメだとは言ってたがそりゃ
やっぱり嬉しかったのかと思えたセリフだった。
それからしばらくの間は酔ってはまた絡まれたっけ。
どうして離婚したの?
離婚するなら結婚しなかったのに。
そんな事言ったって自分の子供が出来た女がいるのに
どうしようもないのは百も承知でも言いたかったのか。
酔っ払った彼がまた泣きながら言ってた。
とにかく結婚したくなかったのか
30過ぎまで独身で好き勝手してた男は
結婚前になると無駄な抵抗をするものなのか
そこのところまでは私にはわからないが
酔っては泣き泣いては愚痴り
週の半分は私と過ごし朝帰る日が続いてた。
そんな時彼と喧嘩をした。
たまたま客と食事に行ったところを
ちょうど彼が向こうから来て目撃された。
私にとっては客の変わりはいるが彼の変わりは居ない。
慌てて彼の元に飛んでって言い訳したんだが
これが逆効果だってのは冷静になればわかるが
その時にはまったくわからなかったんだ。
夕方彼から電話が来た。
仕事で客と食事に行くのは百も承知しているが
何も昼間っから会って食事する事はないだろう。
しかもわざわざ自分の所まで来てなんなんだ。
誰が自分の女がこれから他の男と食事に行くのを
聞きたいと思うんだ。
そりゃあえらい剣幕でまくし立てられ
口を挟む隙も与えないくらいの勢いだった。
自分は結婚してしまった。
そして間もなく子供も生まれる。
だから他の男と食事に行ったのか。
そして自分から離れて行く気なのか。
そんな気持ちが彼の中にあったのかも知れない。
タダの客だ何の関係もないと言っても
金持ちそうな男じゃないかそっちにしろよと
そう言われて電話は切れた。
夜仕事に行く時は必ず電話を入れていた。
夜仕事から帰った時も必ず電話を入れていた。
彼は出たり出なかったりだが留守電を入れてた。
仕事にちゃんと行ったよ
仕事からちゃんと戻ったよ
彼を安心させるためにいつしかそれが習慣になってた。
その晩仕事から戻って電話をすると彼が出た。
それから朝まで昼間の話しになったが
怒りに任せて出てくる言葉に私は
つじつまのあわない弁解をしては
彼の信用をなくしてばかりいってしまった。
彼は仕事が終わると電話をくれていた。
忙しくて遅くなる時はなかったが
留守番が入っていたりって事もあった。
それからしばらく彼からは電話もなく
電話をしても出ない日が続いた。
留守電に謝罪のメッセージを入れても彼からは連絡がなく
食事も喉を通らない日が1週間ほど続いたある晩
夜中の3時頃彼から電話が入った。
電話が鳴ったがそれはすぐに切れてしまい
掛けなおすといきなり怒られた。
夜は電源切ってるんじゃないのか
誰かから電話が入るのを待ってたのか
私はあなたから電話が来るかもと入れてたと言っても
自分は夜電話なんかした事ないのに嘘を言うなと言われ
せっかく電話をくれたのにまたしても口論になってしまった。
ああ言えばこう言われこう言えばああ言われ
あまりに悲しくてつい胃が痛くて食事も出来ないと言ったら
アンタの胃が痛くなったのは俺のせいかよと怒鳴られた。
そりゃそうよね。当たり前だわ。
客との事を目撃されてから10日ほど過ぎた頃
彼とはもうダメなのかもしれないという気持ちが
強くなれば強くなるほどに辛く悲しく
ふと10日間何も食べてなかった事に気が付き
なんか食べないと心だけでなく体まで参ってしまうと思い
嫌々お粥を口にしたら突然吐き気に襲われ吐いてしまった。
翌日あまりの胃の辛さと食事の取れなさから
胃腸科に行くと胃カメラを飲まされた。
診断の結果はストレスから来る十二指腸潰瘍だった。
思い当たる事がありますかと聞かれ
はいと答えるとあまり思い詰めてはいけませんよと言われた。
胃の調子が悪いのは店のみんなは知っていた。
病院に行ってくると言う話もしたので
翌日結果も当然聞かれて話した。
その私が病院に行きみんなに話した晩に
彼が突然店にやってきた。
たまたま外に出ていた厨房のオバサンが
MKちゃん潰瘍だってよと彼に喋ってしまい
横に座った私に向かってふざけんなよまったくと
呆れた顔した彼がいた。
仕事が終わってから車の中で話したが
特別進展もなくその日は終わってしまった。
それから数日経ったある日彼から電話があり
次女の誕生日にPS2買うって約束してたから
明日一緒に行こうと言われ
別れる女の子供に金を使うバカもいまいと
少し嬉しくも感じたのだが
それで最後と言われたらどうしようと不安は尽きなかった。
約束していた日は朝急に仕事が入ってダメだと
電話が来たっきり終わってしまった。
後からわかったがこの日彼の奥さんになった人が
子供を生んだんだ。
数日経って彼が昼間仕事で近くまで行くから
食事でもするかと誘ってくれた。
嬉しくって涙が出そうだった。
胃の調子が悪いのを知っているから
うどん屋に連れてってくれたんだが
毎日打っている注射のせいであざだらけになってる
私の腕をいきなり掴み男に掴まれたあざかと言われた。
違うと言っても注射でそんなになるわけがないと言って聞かないので
よく見てごらんと注射の針の跡を見せると
渋々ながらも納得したようだったけど。
店から出ると彼がいきなり
ちょっと忙しくて会えなかったくらいで
いちいち潰瘍なんかになってんなよ情けないと言い出した。
言葉はそんな言葉だったがそう言った彼の顔は
久しぶりに見る笑顔だった。
店を出て車で公園に行き少し話すことになった。
私が黙っていると彼は聞きたい事があるんだろうと言い出した。
何の事だかわからずいると生まれたんだとポツポツと話しだした。
どうやら彼は私が潰瘍になったのは喧嘩をして
別れてしまうという不安からではなく
子供がもうじき生まれるという事がいやで
ヤキモチのようなものからなったと思っていたらしい。
子供が生まれるのがイヤで仕方がないのならば
女と暮らしていると知った時に別れたと言うと
これからもっと辛い思いをするよ
今までのようには会えなくなるよ
それでもいいのか他に行かないか
うんと頷く私に
じゃあもう一度前みたいに戻る?
そう言われて涙が溢れた私を抱き締めてくれた。
亭主だった男の25日の入る給料はもうなく
10日に入った私の給料はすでに亭主だった男の
借金返済に使ってしまってなかった。
どうしようもなくなって仕方なく困っていると
それを察したのかほへとが困った事はないかと聞いてきたので
実は今月の家賃がと言うとそんな事だと思ったよと
ポンと10万手渡してくれた。
それから懇々と説教をされあなた自分ひとりで
やっていけるなんて言ってたけど無理じゃない
だから言ったじゃん離婚なんかしちゃダメだって
そんな事を延々と1時間ほど説かれたか。
離婚して初めて彼と過ごした夜の事。
「やっと俺だけのものになった」
彼はいきなり私を抱き締めてそうつぶやいた。
ダメだダメだとは言ってたがそりゃ
やっぱり嬉しかったのかと思えたセリフだった。
それからしばらくの間は酔ってはまた絡まれたっけ。
どうして離婚したの?
離婚するなら結婚しなかったのに。
そんな事言ったって自分の子供が出来た女がいるのに
どうしようもないのは百も承知でも言いたかったのか。
酔っ払った彼がまた泣きながら言ってた。
とにかく結婚したくなかったのか
30過ぎまで独身で好き勝手してた男は
結婚前になると無駄な抵抗をするものなのか
そこのところまでは私にはわからないが
酔っては泣き泣いては愚痴り
週の半分は私と過ごし朝帰る日が続いてた。
そんな時彼と喧嘩をした。
たまたま客と食事に行ったところを
ちょうど彼が向こうから来て目撃された。
私にとっては客の変わりはいるが彼の変わりは居ない。
慌てて彼の元に飛んでって言い訳したんだが
これが逆効果だってのは冷静になればわかるが
その時にはまったくわからなかったんだ。
夕方彼から電話が来た。
仕事で客と食事に行くのは百も承知しているが
何も昼間っから会って食事する事はないだろう。
しかもわざわざ自分の所まで来てなんなんだ。
誰が自分の女がこれから他の男と食事に行くのを
聞きたいと思うんだ。
そりゃあえらい剣幕でまくし立てられ
口を挟む隙も与えないくらいの勢いだった。
自分は結婚してしまった。
そして間もなく子供も生まれる。
だから他の男と食事に行ったのか。
そして自分から離れて行く気なのか。
そんな気持ちが彼の中にあったのかも知れない。
タダの客だ何の関係もないと言っても
金持ちそうな男じゃないかそっちにしろよと
そう言われて電話は切れた。
夜仕事に行く時は必ず電話を入れていた。
夜仕事から帰った時も必ず電話を入れていた。
彼は出たり出なかったりだが留守電を入れてた。
仕事にちゃんと行ったよ
仕事からちゃんと戻ったよ
彼を安心させるためにいつしかそれが習慣になってた。
その晩仕事から戻って電話をすると彼が出た。
それから朝まで昼間の話しになったが
怒りに任せて出てくる言葉に私は
つじつまのあわない弁解をしては
彼の信用をなくしてばかりいってしまった。
彼は仕事が終わると電話をくれていた。
忙しくて遅くなる時はなかったが
留守番が入っていたりって事もあった。
それからしばらく彼からは電話もなく
電話をしても出ない日が続いた。
留守電に謝罪のメッセージを入れても彼からは連絡がなく
食事も喉を通らない日が1週間ほど続いたある晩
夜中の3時頃彼から電話が入った。
電話が鳴ったがそれはすぐに切れてしまい
掛けなおすといきなり怒られた。
夜は電源切ってるんじゃないのか
誰かから電話が入るのを待ってたのか
私はあなたから電話が来るかもと入れてたと言っても
自分は夜電話なんかした事ないのに嘘を言うなと言われ
せっかく電話をくれたのにまたしても口論になってしまった。
ああ言えばこう言われこう言えばああ言われ
あまりに悲しくてつい胃が痛くて食事も出来ないと言ったら
アンタの胃が痛くなったのは俺のせいかよと怒鳴られた。
そりゃそうよね。当たり前だわ。
客との事を目撃されてから10日ほど過ぎた頃
彼とはもうダメなのかもしれないという気持ちが
強くなれば強くなるほどに辛く悲しく
ふと10日間何も食べてなかった事に気が付き
なんか食べないと心だけでなく体まで参ってしまうと思い
嫌々お粥を口にしたら突然吐き気に襲われ吐いてしまった。
翌日あまりの胃の辛さと食事の取れなさから
胃腸科に行くと胃カメラを飲まされた。
診断の結果はストレスから来る十二指腸潰瘍だった。
思い当たる事がありますかと聞かれ
はいと答えるとあまり思い詰めてはいけませんよと言われた。
胃の調子が悪いのは店のみんなは知っていた。
病院に行ってくると言う話もしたので
翌日結果も当然聞かれて話した。
その私が病院に行きみんなに話した晩に
彼が突然店にやってきた。
たまたま外に出ていた厨房のオバサンが
MKちゃん潰瘍だってよと彼に喋ってしまい
横に座った私に向かってふざけんなよまったくと
呆れた顔した彼がいた。
仕事が終わってから車の中で話したが
特別進展もなくその日は終わってしまった。
それから数日経ったある日彼から電話があり
次女の誕生日にPS2買うって約束してたから
明日一緒に行こうと言われ
別れる女の子供に金を使うバカもいまいと
少し嬉しくも感じたのだが
それで最後と言われたらどうしようと不安は尽きなかった。
約束していた日は朝急に仕事が入ってダメだと
電話が来たっきり終わってしまった。
後からわかったがこの日彼の奥さんになった人が
子供を生んだんだ。
数日経って彼が昼間仕事で近くまで行くから
食事でもするかと誘ってくれた。
嬉しくって涙が出そうだった。
胃の調子が悪いのを知っているから
うどん屋に連れてってくれたんだが
毎日打っている注射のせいであざだらけになってる
私の腕をいきなり掴み男に掴まれたあざかと言われた。
違うと言っても注射でそんなになるわけがないと言って聞かないので
よく見てごらんと注射の針の跡を見せると
渋々ながらも納得したようだったけど。
店から出ると彼がいきなり
ちょっと忙しくて会えなかったくらいで
いちいち潰瘍なんかになってんなよ情けないと言い出した。
言葉はそんな言葉だったがそう言った彼の顔は
久しぶりに見る笑顔だった。
店を出て車で公園に行き少し話すことになった。
私が黙っていると彼は聞きたい事があるんだろうと言い出した。
何の事だかわからずいると生まれたんだとポツポツと話しだした。
どうやら彼は私が潰瘍になったのは喧嘩をして
別れてしまうという不安からではなく
子供がもうじき生まれるという事がいやで
ヤキモチのようなものからなったと思っていたらしい。
子供が生まれるのがイヤで仕方がないのならば
女と暮らしていると知った時に別れたと言うと
これからもっと辛い思いをするよ
今までのようには会えなくなるよ
それでもいいのか他に行かないか
うんと頷く私に
じゃあもう一度前みたいに戻る?
そう言われて涙が溢れた私を抱き締めてくれた。
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